石の違いとは?

お客様よりご質問を頂く事が多い石の種類により何が違うか。石のランク、価格差でどのような違いがあるのかをご説明致します。

石の値段はコストと需要と供給バランスで決まる

石の価格は採掘される丁場の状況によりコストが異なり価格にも反映されます。石の生産は一定ではなく丁場は順調に原石が取られている時期もあれば石材の質や状況の変化により採掘の中止や閉山になったり逆に数年後に再開発され復活したりもします。そのため価格は一定ではなく変動しています。石が採られる地域でもコストが異なり価格に影響します。全般的には石材生産のコストは中国<インド・アフリカ<日本・ヨーロッパという様な順ですが中国材でも国産の様に高い石も存在します。また石の価格は需要と供給のバランスでも決まります。見た目と質の良い石は人気が出て需要が高まりますが、その需要に対して石の生産量が少ないと価格は高くなっていきます。



高い石=良い石?

では高いほど良い石かと言えば、そう言いきれない部分もあります。石の色や石目でも需要が異なりますが質の良い石でも大規模な丁場で豊富に生産されている場合などは価格は抑えられます。また丁場の状況や採られる原石の品質は地層によっても日々変化します。

信頼される高級材は変わらない

石は毎年の様に新しい名前の種類が出てきますが、外材、国産共に墓石材として代表的な高級石材は長い間変わっていません。高級材は歴史の中で質の良さが多くの石材店から評価されて「高級」になったので、「新開発の最高級石材」や「○○石材だけの最高級の石」と言う物は基本的にありません。歴史ある高級材は一種のブランドの様になっており価格にはネームバリューによる付加価値が加わっている部分もあります。


高い石をすすめるのが良い石材店ではない

商談の中で他社でもお見積りを取られているお客様にお話を伺うと説明をせずに高額の価格設定をして「ウチは良い石を使っているから」と他社で言われたとのお話をよく聞きます。分かり難い石の種類は石材店の高値の言い訳に使われがちです。正確な比較検討をするには石のランクなどある程度同じ条件にする必要があります。また石材店は個人的なこだわりから特定の石を熱弁をふるって強く薦めがちです。石の種類は墓石の価格の中で大きな部分を占めます。石選びが石材店のエゴになってはいけません。弊社では複数の選択肢からお客様のご要望に沿った良質な石をご提案出来るよう石材に対する広い知識と日々変化する新しい情報を常に持つ事が大切だと思っています。